御茶ノ水界隈
 

ニコライ堂

御茶ノ水のランドマークと言えば「ニコライ堂」(国重要文化財)です。

JR御茶ノ水駅のすぐ近く「ビザンチン様式」の美しいドーム(高さ35メートル)を持つこの教会は、正しくは「日本ハリストス正教会復活大聖堂」と言いギリシャ正教会大主教「ニコライ」が明治24年に完成させた建物です。

「御茶ノ水」という地名は、この地の「湧水」を将軍のお茶用に提供したことに始まると言われています。
今回は、この由緒ある地名の「御茶ノ水界隈」を巡ります。

 

「杏壇門」を入ると、立派な「大成殿」があります。

入徳門」を通って、「杏壇門」(きょうだんもん)へ向かいます。

「入徳門」は、江戸時代から続く唯一の「遺構」です。

「入徳門」側から「「杏壇門」を見上げたところです。

 

神田川

「御茶ノ水」と言えばこの「ダイナミック」な景観です
正面に「神田川」。川沿い右手に
JR「御茶ノ水駅」。川沿いにまっすぐ伸びているのが「中央快速線」川を跨いで左手にカーブして伸びるのが「中央・総武線」そしてトンネルから出て直ぐ「神田川」を渡っているのが地下鉄「丸の内線」です。


「井の頭公園」の湧水を水源として、1620年「本郷台地」の端を切り開いて作られた人工の川、以来この川は江戸の住民に対する「飲料水」の供給のみならず「水運」そして「江戸城」の「外堀」としての役目などを担ってきました。

※上水(水道)としては、上流の目白台下の「関口大洗堰」で分流し、現在の「水道橋」付近でその名のとおり神田川本流を渡って江戸市中へ配水された。

湯島聖堂の周りは、りっばな「築地塀」で囲まれています。

神田川に架かる「聖橋」を渡って「東京医科歯科大学」の右手(東側)に「湯島聖堂」があります


湯島聖堂は、5代将軍綱吉が儒学の振興を図るため1690年創建、1794年幕府直轄の教育機関「昌平坂学問所」となりました。明治に入り、新政府の所管となると大学校や文部省が置かれ、その後1922年国の史跡に指定されたが関東大震災でほとんどの建物が焼失し、現在の建物は昭和に入って再建されたもの。

「神田川」をはさんで、「JR御茶ノ水駅」の向かいに見えるのが「東京医科歯科大学」です。

湯島聖堂

東京医科歯科大学

「神田川」は、現在でも物流面で活用されています。